2017年12月22日金曜日

ストックホルム、クリスマスの風景 2017

こんにちは、mayukoです。

もうすぐクリスマス。
ここ数年わたしは幸か不幸かクリスマスプレゼントを買う相手が実家の甥くらいなので気楽なもんですが、このシーズンは街はクリスマスプレゼントを買う人たちで溢れています。わたしはそれを横目にのんびりフィーカなんてして「いや〜、気楽でいいなあ」なんて思っています。複数のクリスマスプレゼントを買っていた時代は本当にストレスでした。

さて、そんなストックホルムのクリスマス。毎年そんなに代わり映えはしないのですが…。

11月下旬の日曜にお披露目になるNKデパートのクリスマスウィンドウ。このクリスマスウィンドウが登場すると街が一気にクリスマスムードになるような気がします。
クリスマスウィンドウには毎年テーマがあり、今年は2018年に生誕100周年を迎えるスウェーデンの映画監督イングマール・ベルイマンの『ファニーとアレクサンデル』がモチーフに。(NKクリスマスウィンドウの写真はKOKEMOMO SwedenのFacabookページでご紹介していますので是非そちらもご覧ください。)

街ではどのお店もクリスマス。







ストックホルム地下鉄T-Centralen駅前にあるSergels Torg(セルゲル広場)のガラスのオベリスクもクリスマスだからなのか赤くライトアップされていました。

見えにくいですがガムラスタンの王宮にもクリスマスツリーが。


そして第一アドヴェントの前日の土曜から開催されるのがガムラスタンのクリスマスマーケット。今年も寒い中ワッフルを食べに。

実は第一アドヴェントの12/3に行ったらものすごい人。
ワッフル屋さんにも行列が。と、いう事でワッフルは後日改めて食べに行きました。
ここのクリスマスマーケットは思ったより規模は小さいのですがクリスマスに欠かせない、ソーセージ、ニシンの酢漬け、サーモン、クリスマスの飾り、そしてクジなどがあります。クジはルーレットの数字を当ててチョコレートがもらえるものや10krで5枚クジがひけるものが。わたしは毎年のようにこの10krのクジに挑戦。そして今年は人生2回目の当たりを引き当てました!大人がひとりでくじを引くのには結構勇気がいります。慣れたけど。


クリスマスシーズンの楽しみはこの時期しか食べられないおいしいお菓子。今年も色々と食べ比べました。
それにしてもサフランの値段が高いからか、バターが値上がりしているからなのかルッセカットの値段が軒並み上がっていてびっくり。写真左下のBröd & Saltはチェーン店系なのですがなんとお値段35kr(約470円)!店に入って値段見た途端帰りたくなったけどそこで引き返せない小心者。しかもサフランの香りは全くせず、微妙に甘いただのパンでした。その他のベーカリーで買ったルッセカットやサフランブッレはどれもおいしかったです。

今年はスウェーデンのコンビニPressbyrånがルッセカット(Lussekatt)にソーセージ(korv)を挟んだホットドッグLussekorvを発売。どんな味だったのか気になります。

クリスマスといえばジンジャークッキーも。

これは職場の老人ホームで市販品のジンジャークッキーにデコレーションしたもの。これが結構難しくて繊細なアイシングクッキーとか作ってる人はどうやってるんだろう!?と思いました。でもこのレベルでも職場では『手先の器用な日本人』との評価をいただきました。

食べ物といえばスーパーもクリスマス一色に。個人的にはArlaの牛乳パックのクリスマスバージョンが出るとそろそろクリスマスだなあ、と思います。



このシーズンはいわゆる忘年会的な感じで職場でクリスマスディナー、Julbord(ユールボード)を食べに行く事も。




雰囲気のいい会場にクリスマスの料理が並びます。



今年のユールボードはスウェーデンの伝統的なクリスマス料理だけではなくその他の色々なおいしいもの、デザート類も充実しており大満足。「もう食べられない!」というくらいおなかいっぱい食べたのに帰りのバスで「もっとあれ食べときゃよかった…。」と思うくらいおいしかったです。

今年のクリスマス、わたしはずっとお仕事。クリスマスイブには利用者の方やそのご家族とのクリスマスランチ。そして同僚には「わたしは3時からカッレアンカ(Kalle Anka och hans vänner ösnkar God Jul : クリスマス定番のディズニー番組)見るから働かんよ!」と宣言。楽しい1日になるといいなあ。

皆様も素敵なクリスマスをお過ごしください。



KOKEMOMO Sweden önskar er alla en riktig god jul!



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2017年12月19日火曜日

スウェーデンのクリスマスとチャリティー

こんにちは、mayukoです。

第三アドヴェントも過ぎてクリスマスまでもう少し。

クリスマスといえば言わずと知れたキリスト教のお祝い。だからなのかこの季節はチャリティー活動も盛んになります。

例えばクリスマスプレゼントをもらえない子どもたちへのプレゼントを集めたり、ホームレスへの寄付を募るためにKungsträdgården(王立公園)でクリスマスランチを販売したり、しかもそのランチを手がけるのがミシュランの星付きレストランのシェフ、Mathias Dahlgren(マティアス・ダールグレン)だったり…。

もっと手軽なところではクリスマスカード。売り上げの一部が寄付されるというもの。

写真はユニセフのものですが他にも子どもガン基金、子どもの権利を守る団体、動物保護団体など様々な団体からクリスマスカードが発売されています。
他にもそれぞれのウェブサイトでクリスマスグッズが売り出されたりクリスマスの寄付を募ったりしています。

定番なのは街頭での募金。こちらは去年の写真ですが救世軍の募金。日本では年末の街頭募金運動として知られる社会鍋。スウェーデン語ではクリスマスの鍋、Julgrytan(ユールグリィタン)と呼ばれているそう。

今年街で見かけたのは男声合唱団によるクリスマスソング。

横にはストックホルムのキリスト教系チャリティー団体の寄付を募るポスターが。

しかしそこに募金箱はなく寄付はスウェーデンの送金・支払いアプリSwish(スウィッシュ)の番号が。みんなこのポスターの前でスマホを取り出し操作していました。わたしも先日やっとダウンロードしたSwishを使って少しですが募金。送金が完了するとこんな画面が。Din gåva är skickad!とは「あなたのプレゼント(寄付)は送られました!」の意味。

そして地下鉄T-Centralenの駅に出現した自動販売機。


これは国境なき医師団によるもの。寄付金額250kr、500krなど何種類かあり寄付証明を購入する事ができます。自動販売機ですが支払いはカード。この証明をクリスマスプレゼントとして渡すのです。クリスマスにプレゼントはいらないからその分のお金を寄付して欲しいという人は結構います。


わたしは普段、寄付や募金を積極的にする方ではないのですが、クリスマスシーズンのこの雰囲気になんとなく寄付や募金をしようという気分になります。それくらいスウェーデンでは寄付が身近にあり、現金、カード、Swish、ネットでと支払い方法も手軽に選べるのも寄付へのハードルを低くしているのかもしれません。

なるべく多くの人が安心できる場所であたたかなクリスマスを過ごせますように。


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2017年12月9日土曜日

ブックカフェで食べるノーベルデザート

こんにちは、mayukoです。

12月のスウェーデンといえばノーベル賞。毎年アルフレッド・ノーベルの命日である12月10日にストックホルムで授賞式、晩餐会が開かれます。

毎年話題になるのは晩餐会で出される料理とそれを担当するシェフ。今年の料理担当はストックホルムのレストランLilla EgoのシェフTom Sjöstedt。そしてデザート担当は4年連続でDaniel Roosが担当します。

Daniel Roosはストックホルム市内でレストラン、カフェK-Märktを展開しており、そのうちのひとつは以前ご紹介したセーデルマルムのフードコートTeaternにあります。

そして今回ご紹介するのはストックホルム市内で一番大きい本屋さんの中に10月にオープンしたブックカフェ、K-Märkt Bok- & matcafé(ブック&フードカフェ)。
NKデパートの斜め裏にあります

本屋の中はこんな感じ

この本屋さんの中にカフェはあります。

わたしはこの日は軽くフィーカしただけですがサンドウィッチやサラダなどもあり、テイクアウトもOK。
レモンメレンゲタルト



カフェの家具や食器はデンマークのnormann copenhagenで揃えられており素敵。


ただ、ブックカフェなのですが色んな本を読みながらフィーカしたりできそうにないのが残念。自分で本を買って読んでね、って事なのでしょうか?

そしてK-MärktではDaniel Roosが手がけたノーベルデザートも頂く事ができます。実はわたしは食べた事がないのですが…(だって小さいのに高いんですもの)。
ノーベルデザート以外のケーキは何度か食べた事がありどれもおいしかったです。そしてここのサンドウィッチもおいしい。
真ん中の段の左端のグラスがノーベルデザート




Teaternのカジュアルな雰囲気も好きですがこちらのブックカフェは静かでゆっくりできる雰囲気。品揃えはどちらも同じくらいなような気がします。

わたしもそろそろノーベルデザート食べてみたいです。



K-Märkt Patisserie & Bageri
Bok- & matcafé
住所 Mäster Samuelsgatan 30, 111 57 Stockholm(Akademibokhandeln内)
営業時間 月曜〜金曜 07:30〜19:00、土曜 10:00〜18:00、日曜 11:00〜17:00
Web Bok- & matcafé

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