2013年6月9日日曜日

マデレーン王女の結婚式

こんにちは、mayukoです。

6月8日はスウェーデン王室のマデレーン王女(Prinsessan Madeleine)と、アメリカ在住のイギリス人、クリストファー・オニール氏(Christopher O'Neill)の結婚式が行なわれました。

その美しさでも有名なマデレーン王女の花嫁姿に期待が高まります。

当日、わたしはテレビでこの結婚式を鑑賞しました。

結婚式が行われたのはガムラスタン(Gamla Stan)にある王宮(Kungliga Slottet/クングリガ・スロッテット)の中にある教会。会場には続々とゲストが集まります。
日本の皇室からは高円宮妃久子さまが参列され、テレビの中継では一番遠くから来たゲストと紹介されていました。

ヴィクトリア王女はエステル王女を抱いて登場。

カール・フィリップ王子はシルヴィア王妃と。この日はカール・フィリップ王子の彼女も式に参列していたのですが、こういう時は一緒に入場しないんですね。まだ婚約などしていないからでしょうか。

結婚式が始まり、子どもたちの歌声に祝福されながら入場する、マデレーン王女とスウェーデン国王カール16世グスタフ陛下。


式は英語とスウェーデン語を交えて行なわれ、ヴィクトリア王女による詩の朗読、RoxetteのMarie Fredrikssonやオペラ座の怪人でファントム役をつとめたこともあるPeter Jöbackの歌なども披露されました。




式の最中、シルヴィア王妃やヴィクトリア王女、ダニエル王子などは終始笑顔で幸せそうなのですが、花嫁の父であるカール16世グスタフ陛下だけは、時折寂しそうな表情を見せていたのも印象的でした。末娘が結婚し、ニューヨークに行ってしまうのは(今までもニューヨークに住んでいたわけですが)やはり、寂しいのでしょうね。

結婚式終了後は王宮の外に出て集まった人々に挨拶。


そして馬車に乗ってパレード、その後は船に乗ってパーティーが行なわれるドロットニングホルム宮殿(Drottningholms slott/ドロットニングホルムス・スロット)に移動されました。


今回のウェディングドレスはヴァレンティノ・ガラヴァーニ氏によるもの。ちなみにシルヴィア王妃の時はディオール、ヴィクトリア王女はスウェーデンのデザイナーによるウェディングドレスでした。



ドロットニングホルム宮殿に到着して、全員で記念撮影。これだけの人数をカメラに収めるのも難しそうです。マデレーン王女のベールを直してさしあげているヴィクトリア王女、こんなさりげない一瞬が素敵です。

2010年のヴィクトリア王女とダニエル王子の結婚式の際は友達とパレードを見に行ったため、今回のようにじっくりと結婚式の様子を見ることはなかったので、今回、テレビで結婚式をみてちょっとびっくりしたこと、スウェーデンらしいな、と思ったことなどもありました。

まず、参列者の方々。この日は天気が良く、エアコンなどないであろう教会内は暑かったと思うのですが、かなりの人が結婚式プログラムをうちわ代わりにあおいでいました、各国のロイヤルファミリーも。そして、スマホで写真を撮ったりしている人も。わたしなら恐れ多くて(というかびびって)そんなことできません。

ドロットニングホルム宮殿へ向かう船の上ではロイヤルファミリーによるスマホ撮影会も。スマホを構えているのはメアリーデンマーク王太子妃。ヨーロッパのロイヤルファミリーのカジュアルさには時々驚きます。

そしてスウェーデンらしいと思ったのが、ゲストを王宮からドロットニングホルム宮殿行きの船まで送迎するのが、普通の路線バス。と、いうことは街でバスに乗ればいつか、このロイヤルファミリーが乗ったバスに乗れるかもしれないということです。
そしてパレードの際の馬車の御者と後ろに乗っている人たち(何と言うんでしょう?)が女性だということ。



そして最後にエステル王女。結婚式の間、プログラムを見たり、詩を朗読するためにヴィクトリア王女が席を離れると少しぐずってダニエル王子がヴィクトリア王女の所まで連れて行ったりと、その可愛らしさで式を和ませていました。


この後、ヴィクトリア王女は思わず笑ってしまいそうになります。

祈りを捧げている最中。カール・フィリップ王子、おもいっきり蹴られています。


この結婚式の様子はスウェーデンの公共テレビ局SVTのサイトでもご覧になれます。(全世界で視聴可と書かれているので、日本でも見られると思うのですが。)番組は5時間と長いですが、結婚式は番組開始から約1時間後から1時間ほどです。

そして、各メディアの結婚式特集ページでは結婚式の写真を見ることができます。
DN / SvD / Metro 

ニューヨークで児童福祉に携わっているマデレーン王女、ますますのご活躍とお幸せをお祈りいたします。
photo Sveriges Kungahus



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